歴史と歩み -

会社案内

創業のきっかけ

一梅酢の創業は昭和23年(西暦1948年)3月。

初代「寺岡時雄」が創業し、業歴は70年を超えます。
創業当時はお酢といえば合成酢が多く、醸造酢は少ない時代でした。

『体のために安全なのだろうか』という疑問から、
健康のためにはお酢は純粋な醸造酢であるべき』と考え、米、酒粕、などの原料から醸造した酢を造ることが健康のためになると研究を始めました。

酢は酒と異なり杜氏がおりません。
創業者は1冊の『一部醸造酢について』という本を頼りに研究を始めました。

約7年の歳月をかけて開発・培養に成功したのが一梅菌です。
発酵技術と長期熟成は改良を続けながら受け継がれています。

 

社名の由来

社名「一梅酢」には、素材や品質にこだわり、
梅の花のように日本を象徴する「お酢」を作ろう』との思いが
込められています。

その思いは梅を用いた商品「甘梅酢」「はちみつ梅酢」「梅酢みそ」により表現されています。

相性の良い梅と酢のさわやかな味わいから、わが社の心意気を感じていただければ幸いです。

 

インタビュー(2020年12月 愛媛経済レポート)

一梅酢は1948年創業の酢専業メーカー。
製造量は年間約950キロリットルで四国一を誇る。
東中予のスーパーや産直市で販売するほか、食品会社にも原料として提供する。
寺岡さんは3代目。

「合成酢が多かった終戦直後に地域のために体に優しい醸造酢を提供しようと
頑張ってきた祖父と、それを受けついだ父の思いを絶やしてはいけない」と、
発酵学が学べる大学に進学。
食品会社を経て24歳で家業入りした。
自家培養を続ける「一梅菌」と名付けられた同社独自の酢酸菌を開発した祖父の下で醸造技術を学んだ。
原材料は国産米にこだわり、酒造りから手掛ける。
「目に見えない菌と会話をする」ため、ほとんどが手作業。
「おいしくするには妥協せず、手間を惜しまない」という祖父の信条を引き継ぐ。
そうしてできた酢は、まろやかで澄み切った香りと味わいが特徴だ。

社長には2年前に就任。
製造業が中心だったが、営業も行うようになり「もっと多くの人に広めたい」との思いが芽生えた。
そこでネット通販を始め、首都圏などで販路開拓を行っている。
また「地元産品を使った新商品も開発したい」と意欲的。
酢造りは伝統を貫く。
「私が生まれる前から愛用してくださる方がいる。お客様の食卓を守るためにも、人生をささげる覚悟で臨む」と決意を語る。

 

会社概要

社名

株式会社 一梅酢

代表者

寺岡 武志

本社所在地
〒792-0886
愛媛県 新居浜市 郷4丁目 8-15
TEL. 0897-32-3351
FAX. 0897-32-4950
→アクセス
資本金
1,000万円
設立
1948年3月